関西じつわ表紙イラスト集   コリアタウン  ホーム   
 コリアタウン。最初その名前を聞いたとき、ロマンチックなものを感じた。そしていきなり、コリアタウンの入り口に立ったとき、感じていたロマンが「アジア」だったことに気づいた。

 大阪という街は、日本の地方都市ではなく、アジアの一都市だと常々僕は言い続けている。大阪は日本国で括ってはいけないのだ。これは僕が抱いているロマンかもしれない。

 環状線桃谷駅から、コリアタウンまで歩いたのだが、大阪らしい下町風景が多数残っていた。

 そしてコリアタウンで流れているBGMは、聴いたことがない曲なのだが、知っているのだ。いつかどこかで聞いたような調べなのだ。

 なぜだか分からないが、この街には「懐かしい大阪」が残っている。

 辛いはずのキムチもこの街で食べるとそれほど辛くはない。一体ここは何処なのか、とワープ気分を味わえる不思議な場所である。