関西じつわ表紙イラスト集   東映太秦映画村  ホーム 

 古い町並みが次々に消えていく。それは今も昔も変わらない現象なのだろう。京都太秦にある映画村には、ある種郷愁を誘う風景が残っている。

 旗本退屈男の映画看板、もうこんな手書き看板などお目にかかることはない。考えてみると昔の人は、丁寧な仕事をしていたのだ。それは展示されている映画のスチール写真を見ていても分かる。構図といい照明といい、プロを感じさせる。確かに今の映画もプロが作っているのだろうが、何かが違う。

 美空ひばりや鶴田浩二が殿堂入り入りしていた。次は萬屋錦之助か。もう映画俳優らしい俳優がいなくなってしまう。

 忍者ショップがあったので、土産に手裏剣を買う。もう原っぱでチャンバラごっこをするような時代ではないが、それでも木刀類はよく売れているようだ。

 いつの間にかエアーガンでホームレスや障害者を撃つ時代になった。撃ったらあかんで。