関西じつわ表紙イラスト集   和歌山  ホーム

 南海電車でナンバから和歌山へ向かう。みさき公園を過ぎたあたりからやっと風景が変わる。県境の山を越え、紀州に入ったことを実感する。この山がなければ、車窓風景は大阪も和歌山も同じである。
 御堂筋の銀杏並木とイメージをダブらせながら「けやき通り」を南海和歌山市駅からJR和歌山駅まで歩く。途中和歌山城が見えたので、寄ってみるが、一寸した小山である。観光バスから降りてきたお年寄りが心臓麻痺でも起こしそうなほど坂はきつい。この山にはリスがいた。
 バスの窓から「ぶらくり丁」を発見。商店街を抜けると、橋に出る。大阪の戎橋に似ている。映画館や風俗店が密集している。個室ビデオ店があり、カップルでも入れるようだ。
 そういえば「北新地」という町も通過した。ついつい大阪と比べてしまう。ぶらくり丁はさしずめ心斎橋筋という感じである。そして紀ノ川は淀川だろう。