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心配事
心配していたことが実際に起こってみると、大したことはなく、取り越し苦労だったことがある。それは予想していなかったので、逆に喜ばしい。
当然、その逆もあり、台上だと高をくくっていことが、えげつないことになることもある。さらにそれが解決するまで重々しい気分が付きまとう。
心配しすぎるときりがないが、心配していないことで起こる場合、予想だにしていないので、一寸驚く。そんなはずはないと。
だから、心配していると、それが保険役になり、それが起こって、心配通りのことになっても、やはり来たなと覚悟がで来ていたりする。実際には厳しい状態になっているのだが。
また、心配事を抱えていると、日常にも影響する。その重さが、錘のように日常をも重くする。ただ、慣れてくると、日常の袋の中に包み込んでしまい、そう言う重さも多少は緩和する。つまり、慣れで軽減したりする。
心配事が、その場で起こりその場で終わるのなら良性。それが尾を引き、さらなる心配が、先々お待ち申しておりますでは、これは溜まらない。しかし、この場合も予想できるのなら、少しは覚悟がで来ているので、いきなりよりも増しだろう。
どちらにしても心配事は付きまとう。これは想像するためだ。こうなればああなる式に。ただ、先々の心配事も、その時になると、意外と軽かったりすると、逆に喜ばしい。この程度で済んだのかと思うと。
心配のタネは尽きないが、どうでもいいことでの心配なら大した影響はない。ただ、どうでもいいわけではなく、それを楽しみにしている場合、楽しさが消えたようになる。消えても実害はなかっても。
心配事にも色々と種類があり、タイプがある。他の人にとっては心配事でも、その人にとっては心配していないこともある。どういう神経かと疑う程。また、他の人は心配などしていないことでも、もの凄く心配する。こういうばらつきもある。
心配事は想像でいくらでも膨らむ。逆に萎むことは少ないだろう。しぼむだけの何かがあれば別だが。
また、心配事があり、それが気になって仕方がない場合、もっと大きな心配事が出来た場合、それまでの心配事が小さく見える。
心配事は予測通り、想像通りのあたりもあれば、外れもある。実際に起こってみなければ分からない。
心配しすぎることを心配したりすることもある。こういう問題、そのままにしている方がいい。心に起こるのだから、起こらせておけばいいだろう。
了
2023年4月5日