川崎フォトエッセイ  その498  プラットホーム      HOME

 駅のプラットホームで暮らす人はいない。しかし、ホームという言葉は、なぜか家を連想してしまう。それは、マイホームとかで使われるホームの意味が印象に残っているためだろう。

 プラットホームに立つと、そこからある場所へ行ける。何処へ行けるのかは、そのプラットホームの繋がり具合による。できれば、何処にでも行けるプラットホームのほうが便利だ。

 ホームに立てば乗り物がやってくる。そして繋がっているホームへと連れて行ってくれる。

 乗り換えとかはホームでやる。決して乗り物間で乗り移るということはしない。移動するプラットホームがあるとすれば、そのものが乗り物である。空母のようなものだ。

 しかし空母にも母港がある。人が乗るためにはホームが必要なのだ。