川崎フォトエッセイ  その536  ポリシー      HOME

 何かに徹するというのは窮屈なこともある。たとえばポリシーとかは、任意の選択であり、それ以外のことをやってしまうと、自爆してしまう。

 ポリシーは、ある局面での処方箋と捉えるべきか、または全体に行き渡っているものとして捉えるべきかによっても違ってくる。

 ポリシーがないというのも一つのポリシーだが、ポリシーがないはずの人が、何らかのポリシー的発言をすると、ポリシーがあることになるが、ポリシーを変え続けたりすると、それこそポリシーがないことになる。

 ポリシーの必要性を感じない人はうまくいってる人かもしれない。個人のメカニズムは便所の秘密的な楽屋裏の話で、そこが舞台になってしまうと、表舞台の日常が疎かになる。

 僕らは何らかの面を他人に向かってアピールしている。それが生き甲斐になっている人は過剰に反応するようだ。