川崎フォトエッセイ  その715  避ける       HOME

 日差しが強い日は、日陰を選んで歩くことがある。日陰は直射日光を遮るようなものがそこにないと発生しない。夏は太陽の位置が高いため、昼間とかは影が伸びてくれない。

 目的地までの道程で、うまく日陰が続いている場所があれば、ありがたく思う。それは、本来なら、暑いはずなのに、日陰のおかげで、多少はましになるからだ。

 同じ場所でも、冬の寒い日は、直射日光の当たるところを選んで歩いたりもする。それは多少なりとも暖まりたいからだ。

 自分に降りかかる「何か」に対して、苦しくならないよう対応することは、誰でも実行していることだ。

 不快感は相対的で、しかも人によって不快の度合いが異なることもある。温暖に対する不快感などは、シンプルで分かりやすく、説明もしやすいが、対人関係での不快感は、説明しづらい。