川崎フォトエッセイ  その720  運搬車       HOME

 自転車は、最初発明された頃は遊びの乗り物だったのもしれないが、荷台を造り、物を運ぶことが出来る実用性を付け加えることにより、使用目的がぐんと増えたように思う。

 しかし、最近は荷物運びの大型自転車の姿は見かけなくなった。自転車よりも単車のほうが快適で、遠い距離まで運べるし、もっと言えば軽トラックのほうが、さらに便利になったからだ。

 しかし、町内の移動ではクルマや単車よりも、自転車のほうが小回りが利く。一方通行や、狭い道などでは、進めなくなるからだ。

 通常の買い物でも、自転車は便利で、ちょっとした荷物なら、気楽に積むことが出来る。ママチャリと呼ばれている軽快車は、値段も安く、後ろには荷台、前には籠が標準で付いている。これはお洒落ではないが、自転車のメリットを日常の中で活かしきるスペックだと言える。