川崎フォトエッセイ  その1045  趣味       HOME

 経済性から離れた次元での行為は、趣味の行為となるのだが、これは遠慮しがちな言い方かもしれない。

 趣味にも実用性があり、暮らしの中の潤いや、もっと拡大すれば、食べることだけでやっている仕事にはない生きがいがある。

 しかし、それがなくなってしまっても生活に困ることはない。逆に余計な趣味による出費や時間を考えると、無趣味のほうが快適なこともある。

 当然お金のかからない趣味もあるし、時間も浪費しない趣味もある。

 無機的で、面白くなく、単にお金になるだけでやっている仕事ばかりしていると、どこかで発散したくなるものだ。その場合、稼いだお金を蕩尽するのは気持ちがよいだろう。

 だが、趣味から道楽に変化すると、世間や周囲が許してくれないこともある。

 趣味や道楽に対する罪悪感もあり、それをカムフラージュするため、仕事と関連付けたりする手もある。

 

 

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