川崎フォトエッセイ  その1115  靴       HOME

 靴が、靴だけで歩いたり走ったりすると奇妙だ。そして、これは、一見ありそうなことではない。

 少なくても、足首だけをカバーする靴では、滑ることしかできないだろう。歩いたり走ったりするには、脚まで含めないと、交互に足を出しながら歩く感じにはならない。

 実際には腰まで含めないと、無理かもしれない。

 しかし、運動靴は、いかにも運動しそうな靴だ。つまり、動き出しそうな靴である。

 人は、靴がなくても歩いたり走ったりすることが出来る。座敷を移動する時は、そんな感じだが、靴下をはいていることが多い。靴を履いていないのに、靴下をはくことは、妙だが、脱ぐ必要はないだろう。

 座敷でも靴下をはいたままなのは、衣服に近い感覚だろう。暑くなれば、靴下を脱ぐかもしれない。

 人は、素足でも歩けるが、それで、街に出た場合、素っ裸に近い視線を受けるだろう。