川崎フォトエッセイ  その1182  大声       HOME

 日常の中で、大きく口を開く機会は少ない。感情が高ぶり、大声を出すときや、歯医者で、開くときや、欠伸をしているときだろか。

 極端に開放すると、危険が伴うが、締め切っていては外部との接触が希薄となり、閉塞感に襲われるだろう。

 しかし、極端な開放感を体験しなくても、人は生きていける。開放感をそれほど必要としないタイプの人もいるからだ。

 自分がそうだからといって、相手もそうであるとは限らない。そのあたりは分かっていても、納得しがたいものがある。

 同じということは分かりやすい。違う処し方があることは理解できるが、ぴんとこないのだろう。

 今まで、寡黙な人が、あるシーンで大声を出すと、かなり効果がある。それは余程のことだからで、注目に値する情報となる。

 しかし、たまに大声を出した人は、出し慣れていないため、その後、興奮状態が長く続くかもしれない。