川崎フォトエッセイ  その1239 コンビニ      HOME

 コンビニ以前にあった雑貨屋などは、独自の雰囲気を醸し出している。

 コンビニの景観は、ファーストフード店やチェーン店と同じように、同じような部品で出来上がっているため、景観云々と語るべきものがない。

 ある店構えが、そのまま店を説明しており、その街さえをも説明していることがある。そのため、非常に特徴があり、味わいがある。

 だがいつもの店で、いつもの雰囲気で、ものを買うほうがプレッシャーが少ないようだ。コンビニにはそれがあり、独自の刺激を望まない場合には重宝する。

 しかし、個人商店は奥が深く、店主は客との付き合いがコンビニより深く、また、サービスの範囲も、制限が曖昧だ。

 個人商店も、コンビニの影響を受け、一見コンビニ店ではないかと思えるような店構えの店もある。

 その店に刻まれた歴史、それはコンビニからでは伝わらないのだが、その情報に触れたくないこともあるだろう。