川崎フォトエッセイ  その1275 特殊な事情      HOME

 任意の場所には任意の事情があり、そのため、任意の結界が張られている。

 どの場所も普遍的なベースはあるのだが、そのベースの上に、それぞれの事情が乗っている。

 普遍的ベースよりも、その任意ベースのほうが強く出る場所もある。

 普遍的な場所、一般的な場所は、平均的な設定となっているが、任意の場所では、あることの平均値が飛び抜けて高くなることがある。

 この場合、一般的設定ではフォローできなくなるため、飛び出した仕掛けが講じられる。

 外から来た人にとって、何故それが強調されるのかが分かりにくいが、常にその場にいる人々にとっては、よく分かっている事情なのだろう。

 特殊な事情は、初対面的遭遇では奇妙に見えるかもしれない。