川崎フォトエッセイ  その1355 内情       HOME

 一人一人がどんな内情を持っているのかは見えない。

 ある場所に出かけられることは、外出出来ない内情だけはないようだ。

 しかし、本当は出られないのに、出ている人もいる。

 世間の付き合いで、出る義務が生じ、仕方なく出かける場合だ。

 そんなときは、他のことが気になったり、早く帰りたいとか思うかもしれない。そのため、どうしても気持ちのよい参加にはならないこともある。

 人々の集まりが、多少ぎくしゃくするのは、内情を背負っているためで、その内情が思わぬ影響を与える。

 暗黙裏で了解し合うような場では、参加した状態で、既に了解を出したと見なされることもある。

 積極的に外に出るのはよいのだが、出られる状態ではないのに、出た場合、その無理が何処かで出てしまう。

 

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