川崎フォトエッセイ  その1402 分かる       HOME

 情報量が少ないと、読み取りやすい。

 分かりやすさは好ましいのだが、面白味がないかもしれない。

 安易なものよりも難解なもののほうが読み取りにくいため、受け取る側のレベルを必要とする。

 それだけに、それを面白いと言えるのは、自分のレベルの高さを言おうとする節もある。

 難解なものは、分かる人が少ないため、本当に分かっているのかどうかを判定することが難しい。

 また、本当に難解なものは、分かるというレベルさえも分からないかもしれない。

 分かりにくくしたほうが誤魔化せることもあり、また、そのために、分かりにくくすることもある。

 自分でも分からないことを、人に分かるように語ることは出来ない。だから、分からないということを語るだけのことになる。

 それがどう分かりにくいのかは、分かってもらえるかもしれない。

 

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