川崎フォトエッセイ  その1464 ドラマ       HOME

 朝夕の光線状態はドラマチックだ。

 太陽光線が横から来るため、今まで沈んでいた箇所が照らされたりする。

 そして、その角度がみるみるうちに変わるため、そのものが動いていなくても、変化の度合いが高い。

 ドラマを感じるのは、光とそれを受けたものとの間に生まれる。

 二者が噛み合い、変化する様は、ドラマチックなのだ。

 またドラマチックに感じるのは、一日のうちで、ほんのわずかな時間のためで。常にそれが演じられていると、一瞬のドラマではなくなる。

 ドラマは、ドラマとして盛り上がるのは、ほんの一瞬だ。

 そこに描かれているドラマは、人が作ったドラマではないが、そこにある建造物は、人が造ったものである場合、多少は人間的な色彩があり、自然が織りなすドラマに、人間の色彩が加わる。

 

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