川崎フォトエッセイ  その184  交差点    ←前 →次  HOME


 日常生活にも流れがあり、様々なものと出合う。本人は流れているつもりはなくても、時間は流れているため、それ相当の岐路に立つことになる。

 交差する場所でも、立体交差の道路のように、信号機の前で止まらなくてもいいこともあるが、交差する場所を通過するという意味では同じだ。
 人や車や電車が行き交う交差点を見ていると、社会の約束事が活きていることを改めて感じてしまう。信号を無視した車が一台現れたりすると、流れがおかしくなる。

 普通に暮らす人たちは、普通の約束事は普通に守っているようだ。それが普通の社会の常識で、逸脱すると高いリスクを払うことになるため、よほどのことがない限り、間違いは犯さない。

 犯則や違反を犯してまで走るほどのロマンが欲しいと思わないでもないが……。