人間が移動するとき、徒歩が基本になる。どんな乗り物を利用したとしても、どこかで歩かないといけない。たとえば、駅のホームでは歩くし、車も降りてから歩くことになる。そのため、歩けなくなれば、交通機関も利用しにくくなる。
徒歩でのフットワークは柔軟性があって、狭い道や、急な坂道や、道さえない場所でも、うまく対応してくれる。遠い場所への移動も、時間さえかければ可能だ。無茶なことを言えば、徒歩ではないが、海峡ぐらい泳いで渡ることもできる。
歩いていると、疲れる。坂道を上ると、息切れするし、どこまでも続く坂道なら、途中で休憩しないと、足が前に出ないし、呼吸も苦しくなる。水分の補給をしないといけないし、さらに歩き続けると、足の裏に豆ができるかもしれない。しかし、それらは元通り自然に回復してくれるので、安上がりだ。