川崎フォトエッセイ  その230  たこ焼き    ←前 →次  HOME

 たこ焼きとお好み焼きの違いは、単純に言えば、量の問題かもしれない。入っている具は、たこ焼きのほうが、小さいため、具のバリエーションは少ない。お好み焼きは、お好みのもの具を入れることができるが、たこ焼きはポケットが小さいため、キャベツなどはふさわしくない。入れてもかまわないのだが、効率が悪いのだ。

 好みの具を入れてもかまわないお好み焼きなのだが、パターンができており、豚やイカを入れるのが一般的だ。家庭で焼く場合こそ、お好み焼きの真価が発揮されるようで、鉄板の上で焼けるものなら、受け入れてくれる。

 たこ焼きは、立ち食いが可能で、一皿を数人で食べることも可能なため、機動力がある。たこ焼きの原型といわれている明石の「玉子焼き」はスマシのツユに浸して食べるため、お好み焼きと同じく、店内でないと醍醐味を味わえない。

 町内のたこ焼き屋さんでは一ついくらで売っていて、子供の駄菓子としても人気がある。