川崎フォトエッセイ  その455 関係付け       HOME


 ものが並んでいると、何らかの関係があるように感じてしまう。無関係も、また関係で、関係付け、関連づけようとする働きがあるから「関係のなさ」を感じるのだろうか。

 関係付ける場合、何らかのまとめ方やくくり方があるはずで、それがなければ、関係付ける意味がない。

 ある場所には、ある場所なりに揃ってしまうものがある。一つ一つのもがジャンルの違うものであっても、その場所との関係で、自然に並んでいるように見えることもある。

 分類の仕方を大らかにすると、ほとんどのものが関連づけられる。しかし、その中でさらに関連深いものを分類し始めると、無関係なものを増やしてしまうことになる。

 関係のないものがそこに含まれていることを気にすることがある。その関係性が近いか遠いかだけでも、ふるい分ける理由になる。しかし視点が変われば関係付けもまた変わってしまうようだ。