川崎フォトエッセイ  その672  イベント      HOME

 この世にある聖なる場所や聖なる人も俗界の中にある。俗界とは社会の中に住み、人や世間と関わって生きていく世界を指す。

 この世では、俗な役割もあれば聖なる役割もある。それをやっているのは人でしかない。その人とは、隣にいる人と似たようなものである。

 今の時代は様々な文化がバラバラな状態で、配布されている。敢えてそれを日本文化と呼べるような統一性はない。日本という国を意識するときは、海外に出たり、海外との関わったときぐらいだろう。

 遙か彼方の国の文化よりも、国内に古くからある文化のほうが遠いときもある。いにしえに近い時代からあるような文化も、実は海外から来た文化であることが多く、いつの間にはこの国の文化に浸透していることもある。

 観光地とかで時たま見かける古い文化は、観光地という結界の外では見かけない場合、一種のイベントとして見えてしまうようだ