川崎フォトエッセイ  その743  中高生       HOME
 中高生は、中途半端な年代だ。小学生は子供、大学生は大人として認識できるが、中高生は把握しにくい。

 中途半端とは、まだ途中の段階で、何者かになっていない様子である。それは社会的にも肉体的にも途中の段階であり、最中の人達である。

 中高生時代は、あっという間に過ぎる。その数年間は、何をしても中途半端だと思えるが、行動や考え方の芽は既に育っている。

 小中学は、義務教育であり、その町の学校へは誰でも行けるが、高校になると、将来の進路とかが計算にはいる。そのため、学校に特徴が生まれる。

 小学生は、何者になるのかは、まだ何も分かっていない。高校はそれが顕在化し、任意のふるいわけで、レールに乗せられる。

 それでも、まだ何者でもなく、その準備段階である。別のレールに移っても、まだ大丈夫だ。