川崎フォトエッセイ  その742  単なる放置       HOME
 壊れてしまったもので、もうそれを使う気がないものは、放置されたままになることが多い。それに対してのメンテナンスはなく、今度触るときは取り壊すときぐらいだろう。

 壊れたものは疎遠になりやすい。それが機能しない状態ならなおさらで、他のものでその機能を果たせるのなら、放置した状態になる。

 修復するよりも、新しいものに乗り換えたほうが新鮮だ。たとえ修復したとしても、古い機能のままだと、やる気も失せやすい。それが、使い慣れたもので、それがなければ困るもので、かけがえのないものなら、別だが。

 本当に大切なものとは何だろうか? それがなくなっても、不自由しないし、替わりのものがある場合は、とびっきり大切なものではない。しかし、何も機能しないものでも、大切なものはあるようだ。