川崎フォトエッセイ  その765  麺類       HOME

 うどんやそば、ラーメン、もっと広げればパスタも麺類だが、麺類は、主食である米から見た分類法かもしれない。つまり副食である。

 麺類は主食の代用になる。日本人は米食なのだが、米の飯を三食食べているわけではない。米よりも、パンのほうが多い人もいるはずだ。

 関西にはうどん定食というのがあり、ご飯とみそ汁が付いてくる。白いご飯だと、うどんと同じ性格になりすぎるため、炊き込みご飯になっていることもある。

 うどんをおかずにご飯を食べるわけである。焼きそば定食も同じで、焼きそばをおかずにする。

 食事をする、ということは、ご飯を食べることであり、ご飯がない食事は、おやつとか、間食的な印象がある。または、飲み屋さんで、酒の肴だけを食べるような感じとなる。

 米の飯が食べられることが幸せな時代もあった。今はそれで当たり前となり、おかずが問題になっている。

「今日は麺類で済ませる」は、白いご飯を食べるタイミングが整わないので、残念ながら、麺類で我慢する」というような印象は薄くなった。