その824
買い物
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店屋さんとかで、複数のものが、いっぱい並んでいると、圧倒されることがある。一つ一つに世界があるためだろう。
あるものが、一つしかなない場合、選択の必要はない。しかし、今度は別の選択が生まれる。つまり「買う」「買わない」の選択だ。
少なくても、複数の中から、何かを選択する行程は「買う」ことを前提にしている。「どれを買う」かが問題になっている。そこから一歩引くと「買う買わない」の選択となる。
商品の選択で苦慮し、やっと納得のいく選択をした場合、買わないとその行程が無駄になる。
店に行くとき、はっきりとした目的があっても、絶対に買わないと暮らしていけないものは別だが、衝動買いで、思わぬものを手に入れることがある。
見なければ、欲しいと思わなかったのに、見てしまうと、欲しくなったりする。欲しく感じることは、自分の中にその欲求があるからだ。