川崎フォトエッセイ  その929  シーソー       HOME

 人が乗っていないシーソーはどちらかに傾いている。直前まで遊んでいた状態で固定されるのだろう。

 シーソーは一人遊びには適さない。相手があってこそ変化を楽しめる。このときの変化は上下運動で、上がったり下がったりする。  幼い子供にとっては、上に来たときは、かなり高所になるはずだ。見晴らしも良くなる。バランスの変化で地面に戻るときもそれなりのスピード感があるはずだ。バランスを崩し落下すると、怪我もしかねない。  シーソーは上下移動を繰り返すからこそ面白い。いつも下だけ、いつも上だけでは、変化はない。

 大人になると、変化は不安定さと繋がることが多いためか、あまり歓迎されない。妙な時期に妙な変化を受けると、計画内容も変わってしまう。

 現状が最悪だと、何らかの変化を期待するが、幸せだと、あえて変化を求めないのが人情だ。