川崎フォトエッセイ  その1019  気持ちの闇       HOME

 光り輝く昼間でも、気持ちが沈んでいるときは、その明るさや輝きが鬱陶しいこともある。場と自分とが合っていないからだ。もし元気なときなら、風景の輝きを素直に受け入れるだろう。

 しかし、どんな状態でも光は同じようにやって来る。光は人の気持ちなど無視し、ただただ輝いている。

 感情移入は、本来の姿を歪めてしまう。ものが見えなくなるのは怖いことだが、そう感じているだけなら、さほど問題ではない。その状態で人と関わらなければ迷惑を掛け合わなくてすむ。

 気持ちの問題とかのレベルはまだ寛容範囲内だろう。精神構造がおかしくなった状態なら、省みる機会を失うだろう。

 自分のやっている行為が真っ当ではないかもしれないと言う疑いが少しでもある人は健全だ。

 昼間なのに夜のように見えてしまわないように、心がける必要がある。