川崎フォトエッセイ  その1092  山あり谷あり       HOME

 坂道は、視覚的変化を楽しませてくれる。

 下から坂道を見た場合、道が起きるので、上から見ているような感じとなる。当然その逆も同じだ。

 はっきりとそれが坂道だと分かっていると、歩くとき、覚悟は出来るが、一見それが分からない坂道もある。つまり、なだらかな上り道とか下り道だ。

 歩いているときには分かりにくいが、自転車などでは、何となく分かる。ペダルが軽く感じたり、重く感じたりするからだ。

 そして、なだらかすぎると、それは坂道と呼べなくなるため、覚悟もしにくい。

 何となく気が重いとか軽いとかも、それに近いものがある。

 人生は山あり谷ありと言う。はっきりとした勾配が分かるときは、身構える事も出来るが、山とも谷とも分からないような微妙な位置だと、説明するのが難しい。