川崎フォトエッセイ  その1101  内の事情       HOME

 外形から中味を想像すると間違いやすいのだが、大凡のアウトラインぐらいは想像出来る。

 外形から、あるものが、含まれているのか、いないのかを伺うことが出来るのだが、外に現れない状態で、あるものが隠されていることもある。当然、隠すつもりはないのだろうが、見ただけでは存在が見えないこともある。

 外に現れているものは、隠し切れるものではない。しかし、その現れているものが、必ずしも中味の存在を肯定するものとは限らない。

 現象には事情があり、単純な図式通りの外と内の関係とは限らない。

 事情は説明する必要がある。よく勘違いされるような事柄に対しては、誤解を避けるために、説明がなされるようだ。

 その説明を故意に避けても、嘘をついていることにはならないのだが、いずれは気づかれる時が来る。

 

 

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