川崎フォトエッセイ  その1149  距離感       HOME

 同じ距離でも長くも短くも感じることがある。物理的な距離は、個人の状態によって、同じではないのかもしれない。

 また、同じ距離でも、周囲の状態、風景や景観によっても異なるはずだ。

 急いでいるときの距離、ゆっくり辿り着きたいときの距離も異なる。

 また、思ったより近かったり、遠かったりすると、物理的距離とは違う境地にはいる。

 人は、時間軸の上で生きているのだが、移動した距離がそのまま時間の軌跡のようにも思える。

 しかし、距離の移動は、人が徒歩での距離感で、それを超えるスピードのある車とかの移動では、時間軸も妙になるだろう。

 時間を忘れるような境地に立つときもある。何かに夢中になっているときだ。それが、良いことでも悪いことでも、それは起こる。

 物理的に計測出来る距離や時間でも、人の上で、それが実行されるとき、参考にはなるが、実体とは、少し違うようだ。

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