川崎フォトエッセイ  その1252 達磨      HOME

 達磨は防御力が強いイメージがある。

 七転び八起きなどの言葉があるためだろうか。

 達磨には手足がないため、立っているのか座っているのか分かりにくい。しかし立つというのは足で立つことなので、達磨の場合座っているのだろう。

 座っている状態は立っている状態よりも安定している。寝転がってしまうと、もう休んでいる状態になるが、さらに安定度は高くなる。

 座ったまま、そこにいるのは、存在をまだ保持していることだろう。

 そこに居るだけでも精一杯な状態もある。行動を起こせる余裕がなく、とどまっているだけでも大変な体力を必要とする。

 単に静かに座っているように見えても、実は大変なエネルギーで戦っているのかもしれない。