川崎フォトエッセイ  その1262 幻術      HOME

 同じ人でも違った見え方をする。

 その程度なら、常識の範囲内で、あり得る可能性として考えられる。

 それを超えた見え方がある。  幻術使いが、まやかしの術で、妙な姿に変わり、人々を惑わす状態は、タネが分かれば、何でもないことだが、分からないと、困惑し、迷惑な話となる。

 常識を越えた見え方には必ず裏があるはずだ。そうでないと超常現象を見ていることになる。

 だが、その状態は、常識の範囲外にあるため、逆に判断を止めてしまうかもしれない。または、全く相手にしないとかだ。

 幻術はその手に乗った瞬間術中に填る。相手をならなければ、問題はないも起こらないかもしれない。

 それが幻術でなくても、幻術と同等の感覚に襲われることもある。翌朝にはその術は解けていることもあれば、長く残ることもある。