川崎フォトエッセイ  その1264 照明      HOME

 昼間、外光の差す部屋で電気を点けていても、さほど効果がなく、点いているかさえ分からないほど、その光は鈍く感じる。

 しかし、最近の住宅事情で、昼間でも蛍光灯を点けていなければ、暗い部屋はいくらでもある。

 そのため、昼間から電気を点けるのは、珍しいことはない。

 昼間でも暗い場合、採光窓などの近くで、もの読んだりしたのではないだろうか。何も部屋全体を明るくする必要はなかったような気がする。

 しかし、一度明るさに慣れると、室内でも外のような明るさが日常的となり、ある明るさが必要としないときでも、電気を点けることがある。

 家の中から闇が消えたことが、妖怪変化の住処を奪ったらしいが、闇を追い出したことで、家が平面的になったような気もする。

 全てを明るみに曝すと、微妙なバランスを崩すこともあるだろう。

 

川崎フォトエッセイ  その1264 照明      HOME