川崎フォトエッセイ  その1324 質      HOME

 値打ちのある品物は質屋へ持って行けば、お金を借りれたのだが、最近では、商品の値打ちが、分かりにくくなっている。

 例えば、価格が安定していた時代のカメラなどは、質屋にもカメラの値段表があり、目利きが出来なくても、値打ちは分かった。

 だが、価格の安定しているものが、必ずしも価値が高いとは限らなくなっている。クラシックとしては通用するが、現実での対応性がないとかだ。

 さらにデジタル機材となると、とんでもない定価がついていても、数年で、ゴミ扱いになる商品もある。

 質屋全盛時代の商品と、今の商品とでは、価値基準も違ってきているかもしれない。

 消費者金融で、質屋で借りる程度の金額なら、問題なく借りることが出来るようになった。

 しかし、純粋に生活に困り、明日食べる米がないとかの理由で借りる人は、少ないかもしれない。