川崎フォトエッセイ  その1328 閉ざす      HOME

 閉ざすことで外部からの雑音を消すことが出来る。

 また、交流を断つことで、平穏なペースで暮らせることもある。

 物事が古くなり、時代と合わなくなれば、閉じてしまうほうが自然なのかもしれない。なぜなら、時代に対応出来ない場合、負担が大きすぎるからだ。

 江戸時代、日本は鎖国をしていたが、外部との戦闘能力以外では、優れた文化を磨き上げたのではないかと思える。

 それは、世界的水準にも並ぶジャンルも少なくなかったようだ。

 基礎的なものは、どんな状態でも磨けるように思える。逆に、落ち着いて、それに専念出来たのではないだろうか。

 外交的な事柄は大事なのだが、それに煩わされて、本業を失うこともある。

 もっとも、人を頼りに何かをやる人にとっては、閉ざすと展開が止まってしまうだろう。

 

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