川崎フォトエッセイ  その1342 容器      HOME

 中味は大したものは入っていなくても、容器だけは立派なものがある。これは容器を見せるためのもので、中味を見せるものではないためだろう。

 しかし、何でもないような中味でも、それが意外と重要な役目を果たしているものもある。その場合、容器でその重要性を強調する。

 容器が立派すぎると、それに相応しい中味が必要だ。容器は容器として存在し、中味のことなど考える必要はないかもしれないが、その容器に実用性がある場合、中味との絡みで見てしまうことが多い。

 容器は作りやすいが、中味は作りにくいこともある。

 容器は一度作ると、長い間使えるが、中味は入れ替わったりする。

 中味を作るよりも容器を作るほうが簡単な場合、容器そのものが中味となる。

 器そのものに値打ちがあり、それが内容となる場合だ。

 

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