川崎フォトエッセイ  その1357 感情風景       HOME

 同じ状況でも背景が異なると、趣も違ってくる。

 これは単に趣だけで、そこで行われていることは同じなのだが、趣の中に込められた意味合いが、状況に色を与える。

 その背景が、海なのか山なのかによっても違う。

 しかし、その違いは感傷的な面も強く、データ化しにくいものだ。

 結局人は、感情面が強く働き、そこに納得出来る意味合いが含まれていても、どうしても感情優位になるものだ。

 その感情を押し殺すことは、冷静になるということだが、いつまでも冷却装置が働いているとは限らない。

 最初は悪い状況でも、慣れてくると、それなりに平和で平凡な風景となることもある。その程度なら、時代的に仕方がないだろうと諦められるからだ。

 時代的に良くなった景観は、数が少ないと思う。

 

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