川崎フォトエッセイ  その1359 今風       HOME

 当然のことだが、時代と共に新しいものが登場する。その機能は同じでも、景観が違ってくる。

 絵画よりも写真のほうが、それら新しいものを取り上げやすい。それは絵心と写真とは異なるためだ。

 絵画は絵心が沸かないと書けないが、写真はレンズさえ向ければ、切り出せるからだ。

 当然、絵画と写真はジャンルが違うため、利用の仕方も違うため、絵心とは無縁な扱い方が出来る。

 しかし、絵画なら、扱いたくないと思っているような風景でも、写真なら簡単に扱うことが出来る。その労力が少ないからだ。

 写した写真を油絵風に変換すると、あたかも絵画のように見える。

 そう、見えているが、実際には書かれたものではないので、絵画でない。

 しかし、絵画のエッセンスを味わうことは出来る。

 

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