その1429　具象の中の抽象 　　 　 　HOME

　それが何かよく分からない場合は、抽象的なものとして捕らえることがある。

　つまり、単純な模様として見ることだ。

　具象と抽象の境目ははっきりとしていない。それが何らかの具体的な部品であった場合でも、それを知らない場合は、一種の模様として捉えてしまう。

　その人の頭の中にある、一番近いパターンに引っかけるしかないのだろう。

　しかし、抽象的な模様は模様でまた、一つの形があり、それだけで味わうことが出来る。

　具象的なものにも模様に似たパターンがあり、模様と同じようにリズム感なども含まれる。

　具象が、そのものの魅力だけで、押し通すこともあれば、それには魅力はなく、それが何かの模様に似ていたりすることで、魅力を感じることもある。

　その1429　具象の中の抽象 　　 　 　HOME