川崎フォトエッセイ  その1457 数字       HOME

 数字は何かの数字なのだが、その何かが分からなくなっても、また意味を失っても、抽象的な存在として残る。

 この、残った数字は、それが数字だけに、他の数字と重なり、何らかのイメージを発する。

 たとえば3という数字から、連想するイメージは必ずある。

 人がこの時代に生きている限り、数字と付き合い続けるため、過去関わった数字や、印象に残る出来事や人物などに絡む数字を記憶している。

 しかし、桁数が大きくなると、馴染みのない数字となり、特別な記憶方法でないと、覚えきれないだろうし、記憶も出来ないだろう。

 しかし、長い桁数でも、一つ一つの数字は、見知らぬ数字ではないだけに、所々に似たようなフレーズのようなものを感じるかもしれない。

 数字は何かに使われてこそ意味をなし、それが終われば、抽象的なものに戻る。

 

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