川崎フォトエッセイ  その1485 錯覚      HOME

 錯覚ではなく、そのように見えることがある。

 現実として見えるものは、それは現実の範囲内のもので、現実を越えるものではない。

 錯覚は現実とは異なるものを見るのではなく、違う現実を見ているだけのことだ。

 錯覚を引き起こしているものも現実である。

 そこに魔法的なものが加わっているわけではない。

 何らかの錯覚を、超越論的なものにすり替える危険度がある。

 まやかしは、そのトリックを見てしまうと何でもないことだ。

 何らかの錯覚を悪用し、現実を越えた世界が介入しているような仕掛けを作ることもある。

 それらは、現実の材料だけでは弱いので、妙なとトリックを弄するのだろう。

 

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