川崎フォトエッセイ  その1503 ライティング      HOME

 光のある場所は、自分も照らされる。

 暗闇だと、そこに自分が入り込んでも、誰にも見えない。

 しかし、全くの暗闇では、その場所に行けないだろう。懐中電灯ぐらいは必要だ。

 暗闇に入り込む目的は何だろうか。

 自分の姿を消すことで、人に気付かれないためだろう。暗い場所でそれ以外の用事はないように思える。

 犯罪者などが暗闇に身を潜めることがある。そこで潜伏し、何かを待っているのだろう。

 暗闇が怖いのは、何が潜んでいるのかが分からないためだ。その場合の予測は、何かがいるかもしれないという程度の予測で、何がいるかまでは分からない。

 照明がないほうが雰囲気が出る場所もある。それは闇の暗さが欲しい場所だ。

 しかし真っ暗闇では、何も見えないのだから、雰囲気以前の問題かもしれない。

 真っ暗闇でも、そこに何があるのかは分かる。触れば分かるし、足の感触でも分かる。

 また、空間がそこにあるのだから、匂いや温度なども分かる。

 

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