川崎フォトエッセイ  その1513 写真の中の写真      HOME

 写真の中にある写真は、写真を意識させる。

 その全体が写真なのだが、写真を見ているときは、写っているものを見ているのであって、写真を見ているわけではない。

 写真を意識するのは、写された映像であるかどうかや、写真ではなく絵ではないかとかの違いを意識しないといけないときだろう。

 実写とアニメの違いも、見ているときは、その内容を見ている。

 写真の中の写真は、どちらも写真を見ているのだが、現実にある写真を、写真で見ていることになる。

 見ている側は、カメラのレンズと一体化する、または拡張されたような感じで、間接的に見ている。

 それが間接的だと言うことは、頭の片隅にある。それを意識しすぎると、内容に集中出来ないため、その意識は邪魔になるのかもしれない。

 

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