その1519 危機感 HOME
いつ何が起こってもおかしくない時代。それは、日常の中でも見いだせる。
危険な場所ではなく、日常的な、ノーマルな場所が一気に危険な場所になることで、よりそれが強調される。
危ない場所ではそれなりに防御態勢をとっており、その意味で安全を確保している。ところが、ノーマルな場所では防御していない。無防備なのだ。
そのため、一瞬のうちに地獄の釜に投げ込まれる感じとなる。
日常の空間が危険と背中合わせであることに気付いても、それを気にしながら暮らすのは、非常時と同じ認識が必要だ。
しかし、この日常が非常時と同じほど危険だという認識が見えにくいし、認めたくない。
それを考え出すと不安で神経がやられそうになるからだ。
確信犯による犯罪ではなく、誰が加害者に、そして被害者になってもおかしくない区別のなさがある。
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