実際には存在しないだろうけど、「しない」と言い切るには、畏れ多いこともある。例えば不動明王などは、現実には存在しないが、ここで指している「現実」によっては、捉え方の違いが出てくる。
少なくても名前の付いているものは、それなりに存在していると勘定したほうが無難なようだ。否定するよりも肯定したほうが世界は広がる。
オフィスで「不動明王がいる」と発言するビジネスマンがいたとしても、その人の人格と見比べて、その意味を探るだろう。何かの例え話か、または、彫刻とかの不動明王像のことだとか。
まさか文字通り、本物を見たとは誰も思わないはずだ。
信仰は、なにも宗教的なものばかりとは限らない。信じないとやっていけないことが日常の中には多々ある。いずれも生きていくために必要なアイテムだと解釈したい。