川崎フォトエッセイ  その123  待つ    ←前 次→  HOME


 相手の事情で待たされることがある。この場合は、単純に待てばいいだけだ。たとえば踏み切り待ちとか信号待ちである。機械に待たされる場合「遅いなあ」とか「まだですか」とかいえないので、無言で立っているしかない。

 銀行のキャッシングコーナーへ、お昼頃行くと、行列ができており、かなり待たされることがある。この場合、機械が待たすのではなく、使用者に待たされるので、文句をいうことはできる。しかし本来は、店の人にいうべきなのだ。支払機とかの数が少ないことに対して苦情をいうのが筋である。そんなところでストレスを貯めても仕方がないので、すいている時間帯に僕は行くようにしている。

 しかし行列ができる店屋さんとかで、平気で待つ人がいるのだから、待つことに苦痛を感じない人も多いようだ。好きなネタに関しては、待つ苦痛ををいとわないようだ。

 待つことによって、楽しさも倍加することもあるので、その我慢も効果的なのかもしれない。