いろいろと便利なものが登場して、人間の生活は楽になったはずなのに、昔よりも疲れている人が多いようだ。
一つのことにかける時間が短縮された結果、他のことに手を出しているためではないだろうか。
確かに僕もパソコンとか、便利な機械を使うようになってから、忙しくなった。機械の怖さは、人間の疲れを考慮してくれないことだ。本人が疲れて「もうやめる」と宣言しないかぎり、機械はいつまでも相手をしてくれる。
「疲れた」という言葉を、僕はあまり使いたくない。それは自分の管理能力を疑われるからだ。しかし良い結果が出た場合は「疲れました」と発言しても、問題はない。
無駄働きで疲れるのは、なんとしても避けたい。誰にも貢献しないからだ。その意味で、納得のいく疲れ方なら、まあ、ストレスも溜まらないので「良し」とするしかない。