川崎フォトエッセイ  その168  洗濯機    ←前 次→  HOME


 洗濯機や掃除機は、衣服や部屋を綺麗にするものである。その意味が頭の中にあるので、その機械が街頭に放置されていると、アレレと思ってしまう。その機械には意味が含まれているが、道具としての神聖さはないようだ。

 タライやホウキは道具である。そのため、それがどこにあっても、使うことができる。ところが、電化製品は、電気がないと動かないし、また、ちょっとでも故障していると、ウンともスンともいわない。

 そのため、壊れた電化製品は悲惨な末路をたどることになる。

 ドラム缶などは、二次使用としていろいろ使い道がある。ゴミを燃やしたり、ドラム缶風呂にしたりとか、応用が利くからである。

 しかし僕らは、機械の中で暮らしている。その恩恵を受けているのだから、嫌みを言う資格はないのかもしれない。