駅には駅名がある。その駅近くに住んでいると、その駅名が最寄り駅になる。引っ越した先が、偶然その駅近くなら、その印象を背負い込むことになる。
駅名は、その街の地名が付けられる場合が多いが、聞く人にとって、地名の印象がほとんどない名前もあれば、非常に有名な地名もある。そこに住んでいる人とは関係がなかったとしても、印象づけられる。
駅名が地名ではなく、建物や場所を指していることもある。大学や寺社名が駅名になっている場合、その印象が添加される。
清水の次郎長のように、地名で、人を呼ぶこともある。僕なら「伊丹の川崎」という感じだ。ところが、伊丹ではわかりにくいので、「大阪の川崎」と言ってしまうことがある。他国の人相手なら「日本の川崎」とか「極東の川崎」などと、言うかもしれない。いずれも、地名と名前の2ポイントをセットにすれば、相手も誰なのかが確定しやすいのだろう。