川崎フォトエッセイ  その595  バス      HOME

 市街地を走るバスは、バス停とバス停の距離が鉄道よりも近い。次の停留所まで軽く歩いていける。それだけにバス停の数も多く、バス停名は鉄道の駅名ほどには覚えられない。

 バス停の設置は鉄道の駅よりも簡単なようだ。また、別のバス会社とバス停施設を共有していることも多い。それはレールではなく、道路上を走れるためだろう。

 大きなバスターミナルになると、駅のプラットホームに近い趣がある。バスは結局は自動車であり、道路さえあれば、自在に入り込めるため、鉄道ほどには固定性が低い。

 電車もバスも移動手段としての機能は同じで、目的地まで運んでくれる。これはタクシーも同じだ。

 しかし、機能は同じでも手段が違うため、電車からバスに乗り換えたとき、料金の支払方法などで、仕掛けを瞬時にマスターしないといけない。運転手にモロに尋ねることが出来るのも、電車との大きな違いだが……。